注文住宅は何から始めるべきか分からず、どの段取りから手をつけるべきか悩んでしまいますよね。
一生に一度のマイホームだからこそ、新築で妥協してはいけないポイントなども気になるはず。
そこで今回は、注文住宅の決めることリストをまとめました。
▼この記事に書いてあること
注文住宅での注意点や妥協してはいけないことなど、気になるポイントについてもまとめているのでぜひ参考にしてください。
注文住宅は何から始める?マイホームの進め方
注文住宅を建てたいと思った時、「まずは何から始めるのか」「マイホームの進め方は?」など分からないことがたくさん出てきますよね。
まず最初はマイホームへのイメージをより具体的に膨らませることから始めましょう。
どのエリアに住むのか、何部屋あればいいのかなど、徐々に決めていってより具体的なイメージを作っていくのがおすすめです。
家を建てたいと思ったらすること・まずやることは?
家を建てたいと思ったら、まずは情報収集を行いましょう。
カタログや展示場を見るのはもちろんのこと、実際に注文住宅を建てた友人の声を聞いたり、SNSでの口コミを見たりするのも大切です。
家を建てるのは一生に一度しかない、人生の中でも大きな出来事。失敗や後悔しないためにも、まずはしっかりと情報収集を行うのが理想のマイホームを建てるポイントと言えるでしょう。
また、家族間でのイメージを共有するために、家族でしっかり話し合うことも大切。
注文住宅は決めることが多いため、後から家族で話し合うと疲れ果ててしまう可能性があります。
注文住宅への楽しみが大きい初期段階で話し合い、方向性を決めておくとスムーズに進むでしょう。
注文住宅で決めること|順番・段取り
注文住宅で決めることや順番、段取りは大きく分けて以下の通りです。
- 情報収集を行う
- 土地の決定
- お金関係の検討
- ハウスメーカー・工務店選び
- 間取りや外観の決定
- 資金・ローンの決定
- 入居までの段取り
初めは自分達で考えて決めていく内容が多いですが、ハウスメーカーが決まってからは営業担当との打ち合わせで決まっていく事項が増えていきます。
注文住宅の決めることリスト【契約まで】
注文住宅は検討から契約までに、やるべきことがたくさんあります。
注文住宅の決めることリストをまとめたのでチェックしてください。
情報収集
| カタログ |
| SNS |
| インターネット |
| 住宅展示場・モデルハウス |
| 見学会(完成見学会・構造見学会) |
| 住宅情報誌 |
| 住宅情報サイト |
| 住宅セミナー |
| 友人・知人に話を聞く |
土地の決定
| 持っている場合 | 贈与か使用貸借か |
|---|---|
| 附合物を残すか | |
| 探す場合 | エリア |
| 土地の広さ | |
| 通勤・通学の距離 | |
| 業者に土地をリストアップしてもらう | |
| 土地を見学 | |
| 土地を決める | |
| 売買契約 | |
| 手付金の支払い |
お金関係
| 月々のローン返済額 |
| ボーナス返済の有無・1回あたりの支払い金額 |
| 頭金の有無・金額 |
| 注文住宅の総予算 |
| 土地・建物・諸費用の予算を振り分け |
| ローン年数・金利タイプ(変動・固定) |
| ローンのタイプ(個人・ペアローンなど) |
| ローンの事前審査を申し込む金融機関 |
ハウスメーカー・工務店選び
| ハウスメーカー・工務店のどちらにするか |
| カタログ・住宅展示場等で3~5社に絞る |
| 打ち合わせ |
| 見積もりの比較 |
| 一社に決める |
| 契約 |
| 手付金の支払い |
▼比較項目
| サービス | 価格 |
|---|---|
| デザイン | |
| 保証・アフターサービス | |
| 評価・実績 | |
| 担当者の対応や質 | |
| 仕様 | 標準仕様 |
| 構造・工法 | |
| 断熱材 | |
| サッシの断熱性能 | |
| 換気や空調の方法 |
注文住宅の決めることリスト【契約後〜着工前】
建物関係
▼間取り・配置に関すること
| 間取り | 部屋の数 |
|---|---|
| 動線 | |
| 音・視線・彩光・景観・風通し | |
| 部屋の配置 | |
| 空間の大きさ | |
| 収納の数・種類 | |
| 和室・吹き抜け等の有無 | |
| 窓の大きさ・種類 | |
| 扉の種類・開く方向 | |
| 造作家具・カウンターの有無 | |
| 棚の高さ | |
| 下地の入れる位置 | |
| 全体の配置 | |
| 配置 | 建物の位置 |
| 建物の高さ | |
| 排水経路や水道の引き込み位置 | |
| 外水栓の位置 | |
| 駐車場の位置 | |
| 庭の広さ |
▼外観に関すること
| 外壁 | 外壁の種類・色 |
|---|---|
| 外構 | オープン外構・クローズ外構・セミオープン外構 |
| 駐車場の種類 | |
| 塀やフェンスの範囲・デザイン | |
| 庭の仕様 | |
| 街灯の種類・色 | |
| ポスト・宅配ボックスの種類・色 | |
| 屋根 | 屋根の種類・色 |
| 屋外側のサッシの色 | |
| 破風・軒天の種類・色 | |
| 雨どい・水受けの種類・色 | |
| 玄関 | ドアの種類・色 |
| ドアの性能 | |
| インターホンの位置 | |
| インターホンの性能 | |
| 玄関アプローチのデザイン | |
| その他 | 外水栓の種類 |
| シャッターの有無・性能 | |
| テレビアンテナの位置・種類 | |
| 屋外物干しの位置や種類 | |
| 太陽光発電システムの有無 |
▼内観に関すること
| 水回り | キッチン本体の色・設備・仕様 |
|---|---|
| トイレの色や仕様 | |
| 洗面台の色や仕様 | |
| ユニットバスの色や仕様 | |
| 給湯機の種類 | |
| 電気配線 | 照明の位置や種類 |
| 通常のコンセントの位置や口数 | |
| TVコンセントの位置や数 | |
| 屋外コンセントの位置や数 | |
| テレビ周りの配線計画 | |
| ネットの引き込み位置 | |
| BS・CSの有無 | |
| ケーブルTVの契約の有無 | |
| 内装・インテリア | 壁紙の素材・色・デザイン |
| 床材の素材・色・デザイン | |
| 建具の素材・色・デザイン | |
| 照明の素材・色・デザイン |
資金・ローン
| 総予算の確定 |
| 借入額の確定 |
| 土地の重要事項に関する説明を受ける |
| 工事請負契約書などの書類内容を確認 |
| 土地売買契約・建築請負契約を締結 |
| 建築確認申請・審査 |
| 手付金の支払い |
| 本申し込みをする金融機関の決定 |
| 住宅ローンの返済プラン |
| つなぎ融資の可否を確認 |
| 金銭消費貸借契約を締結 |
| 残金の決済 |
その他
| 地鎮祭 | 行うかどうか |
|---|---|
| どの神主さんにお願いするか | |
| 人付き合い | 着工前に近隣へ挨拶に行くか |
| 手土産を用意するか |
注文住宅の決めることリスト【着工〜引き渡し】
| 着工前に終わっていない打ち合わせがある場合 | 照明・カーテン・外構などの残打合せ |
|---|---|
| ハウスメーカーにお願いされた場合 | 内覧会をやるかやらないか |
| 上棟式 | 行うのかを決める |
| 上棟日の大工さんへのお礼 | |
| 入居前手続き | 引き渡し日と時間 |
| 現住まいの解約日 | |
| 購入する家具家電 | |
| 引越し日と時間 | |
| ライフラインの手続き | |
| 引渡しのときに営業マン等にお礼をするか | |
| どこの火災保険に入るのか | |
| 入居後の近隣挨拶の手土産 |
新築で妥協してはいけないこととは
費用を安くしたいがあまり、住宅の仕様などを妥協するか悩んでいる方もいらっしゃいますよね。
デザインなどは妥協しても問題ないと言われていて、以下のような仕様は生活に関わるため新築で妥協してはいけないポイントとなります。
- 断熱性
- 機密性
- 湿気対策
断熱性・気密性の低い家はエアコンが効きづらく、夏は暑くて冬は寒い家になってしまいます。
また、湿気対策ができていない家はシロアリに侵食されやすく、木材の早期劣化に繋がるため、新築を建てる際は妥協しないようにしてください。
注文住宅の注意点&気をつけること
注文住宅は大きな費用がかかる、人生の一大イベントです。
だからこそ以下の点に注意しておかないと、後悔する可能性があります。
これらについて詳しく見ていきましょう。
家を建てる時の間取りの注意点は?
家を建てる時の間取りで失敗しやすいと言われているのが、収納スペースとデッドスペースです。
収納をあまり重視しなかった結果、家に収納スペースが少なくて物を置く場所がないといったトラブルがよく起こっています。
また、デッドスペースが多くなってしまい、無駄な空間ができてしまったという後悔も。
できるだけ空間を有効活用できるよう、中途半端なスペースは棚にするなどの工夫を入れると良いでしょう。
注文住宅で選んではいけない仕様はある?
注文住宅では低断熱の仕様は選んではいけないと言われています。
断熱性の低い断熱材や窓、サッシを選んでしまうと、住宅の快適さや電気代に関わります。
また、断熱性が低いと窓に結露ができやすく、カビの発生や住宅の劣化に繋がります。
現金はいくら必要?
注文住宅では手付金や仲介手数料などを現金で支払う場合があるため、ある程度の現金を用意しておいた方が安心です。
建物の10〜12%の現金を用意しておくのが一般的で、200万円程度の現金は必要と言えます。
わざわざおろしておく必要はありませんが、いつでも銀行から引き出せるよう用意しておきましょう。
相見積もりを取らないのはNG?
注文住宅の相見積もりたくさんのメーカーとやり取りするのが面倒かつ、相見積もりを嫌がる業者も多いため、できれば1社のみで見積もりを出したいと考えている方もいますよね。
ただし、注文住宅で相見積もりを取らないのは基本的にはNGです。
相見積もりすることでメーカー同士の比較ができますし、値引きや特典などが期待できます。
複数のメーカーで見積もりを取ることで失敗のリスクを最小限にできるので、
注文住宅で後悔しないために!段取りを理解しておこう
注文住宅は決めることが多くて大変ですが、決めることリストをチェックすれば抜けなくマイホームを建てられます。
段取りをしっかり行うことが大切なので、注文住宅を建てる際は事前の準備を丁寧に行ってくださいね。
よくある注意点についても意識しつつ、理想のマイホームを手に入れましょう。

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